楽天知命

日曜日、まちなみトラストの臨時事務所になった器季家にいます。
ひとりで。
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100年前、建替え前の家の床の間の一枚板で創ったテーブル。

西村さんから、「使って!」と言われ、ブルーシートに包まれて倉庫の隅にあった、この板の存在を知りました。
真っ黒で、とにかく洗いました。そして、浮き出てきた木目。
貫録があります。

そんなことを思いだす懐かしい時間です。
静かな店内も良いですね。

これから修復工事が始まるまでの間、静かな時間も楽しみたいと思える、心のゆとりも出来ました。

正面に飾ってるある「楽天知命」の書。
熊本の女性書道家、稲田春逕さんの作品。
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50才を過ぎて、この言葉の意味に共感して今、この空間に飾ってあります。

天からの使命を知り、喜んでそれを全うする。

私が、この町屋に魅かれ、色々紆余曲折ありながらも守りたいと強く思うのは?!

これは、単純に「好きな場所」ということ以上に、何か見えないもので操られているような気さえします。

それは、前世と今世の縁なのか?
私自身のルーツにある建築職人の応援なのか?
分かりません。

使命と表現すれば、とても重く感じますが、楽天の「楽しく」と考えれば、この町家とのご縁を感謝するばかりです。

あと何年、この町家に関わる事が出来るのかは、分かりませんが、
年を重ねても、風格があり心地よい空間にはしたいものです。

これが私の、この町家に対する楽天知命。
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by ikinarii | 2016-08-28 13:08
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