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最後の一ヶ月

12月から、工事の為に来春まで完全に閉める器季家カフェだった場所。
5年間の間にお世話になった方々に使ってもらうことになりました。
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熊本との素敵な女性3人のイベントを開催。
陶芸家ローゼンさんの作陶展。
草心流の本田さんの花あしらい。
稲田さんの美文字教室。

それぞれの方に、色々お世話になりました。
最後に楽しい思い出づくり。


11月18,19,20日は、よつめのアクセサリーとフランスからアンティークの洋服、小物展示会も開催。


お時間のある方は、イベント時に遊びにいらしてくださいね。

心から、お待ちしております。
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by ikinarii | 2016-10-29 16:33

熊本城下町のリーダー

テレビで、各市の市会議員を集めて震災時の対応、行動セミナーが開催されたとニュースがあった。
誰かは、定かではないけど、
「市の職員や議員たちだけでは、震災時の支援は限界がある。地域のリーダーを共育していく必要がある」と発言された。

その通り!です。
「事件は現場で起きている。」
大企業の小さな歯車だった時期、末端の現場を知る社員の言葉は、トップまで届くのにかなりの時間を要しました。

震災時も同じ。
地域力を持つリーダーの力は、地域市民を迅速に助ける事が出来る。
上司からの指示待ちで動くこともない。


震災は現場で起きている。時間の経過が命を脅かすこともある。

地域のリーダーと聞いて
すぐに思い浮かんだ人物は、村上元三さん。
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地震後、すぐに炊き出しをしたて、地域住民へ手を差し伸べた人。
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ボランティアを募ったり、東日本の震災時に動いた建築家たちの講演を企画したり、
ブルーシートの耐久性を超える、シルバーシートを配布したり。

今夜は、被災して疲れた心を癒してもら為に、五福まちづくり交流センターで、活弁士のライブを開催して、「笑う癒し」を考えた男性。
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この壁を見る度に落ち込んでいた私も、元三さんをリーダーとする復興プロジェクトチームのメンバーに、心身共に助けられました。

適材適所のリーダーと、市民団体の皆さんの力を借りながら、私も町家も再生に向かっています。
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by ikinarii | 2016-10-28 19:00

黄金の職人技

仏間の修復工事も、終盤を迎えています。
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天井の漆の塗りも、きれいに仕上がりました。
何回も塗り重ねる作業が大変だと思います。
漆の臭いも、きつかった。
でも、職人さんは臭いには、マヒしてしまったそうです。
職業病でしょうか?!
私は、舌がピリピリしたのですが。
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金箔塗りも、緊張する作業ですね。
見ている方も。
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薄い金箔を壁に塗り、丁寧に刷毛で余分な金をこの箱に入れて、また再利用するそうです。
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始めたら、切のよいところまで手を止める事が出来ない、黄金の職人技。

ずっと、後ろで見ていたいのですが、邪魔でしょうし、匂いもきつい。

本当に、ご苦労様です。
明日も、よろしくお願い致します。

幕末の時代から、何度も修復しながら守られてきたお仏壇。
平成の時代に、また輝きを取り戻したようです。

全くのこのお屋敷のご先祖様には関係のない私。

何かのご縁だと思います。
歴史の途中に関わることが。
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by ikinarii | 2016-10-25 16:55

器季家の5年前

平成23年10月24日。
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器季家カフェは、オープンしました。

カフェに関しては、まったくの素人。
とにかく、大好きな町家に光と風と、人の気を入れたい!の想いで始めました。

オープンの年の2月。
町家見学会の時、大好きな町家の中に入れるだけで興奮していた時、
「この倉庫を貸しても良いと大家さんが言っています」と、
当時案内役だった冨士川さんから聞いて、
何の準備も計画も無いのに「借ります!」と手をあげました。

それから、8ヵ月後に、器季家カフェはオープンしたのです。
自己資金を貯めている訳でもなかったので、銀行に借りて、マイナスからのスタートです。

金融機関の保証をする、保証協会からの依頼で商工会議所の方が審査に来られました。
町家と私を。

「この場所で、儲かると思いますか?」
「宣伝はどうしますか?」
「この辺は人通りも少ないですよ!」
私は、その質問に答えるのに必死でした。
情熱だけで突っ走ろうとする自分の不安も飛び越える気持ちで答えたのです。

「この町家のシャッターを開けたいのです。
熊本の城下町の歴史はどんどん壊されています。
城下町の大切な建物を、壊さず活かしながら守りたいのです。」

何回も、どこでも、この事は、話しました。
市役所にも行きました。

でも、気持ちには賛同はしても、具体的な協力は、どこからもありませんでした。
個人力で、活かして守るしかないと、覚悟を決めたのです。

そして、5年。
カフェは4年半で閉店しました。
地震後の運営は、修復工事にかかる時間も考え、経済的に難しいと判断しました。

でも、町家創生と地産知笑プロジェクトの初代メンバーは、みんなそれぞれに自立して、新しいステージでも頑張っています。

「日々反省、日々進化」を合言葉に個人力も磨いてきたので、各人の魅力は他の場所でも輝いているはずです。

私は、5年前と同じ気持ち、情熱で、地震後の建物の修復工事を見守っていきます。


今回地震後に、多くの方に励まされてきました。

一番心強い存在は、家主である西村さんです。
大家さんと借家人の関係ではない、結びつきを感じました。

感謝しています。本当にありがとうございました。

城下町の風情ある町家風景は、無くなりつつあります。

何とか、守りたいものです。
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by ikinarii | 2016-10-24 08:36

活かして守る!

先日、器季家で被災した文化遺産所有者等連絡協議会がありました。
熊本県、熊本市に、被災した歴史的建造物を守るために、支援金をお願いしたいの会を立ち上げる打ち合わせでした。

西村さんの代理で参加。
被災が大きかった、新町古町の町家所有者も出席。

まちなみトラストの冨士川さんが進行役。

熊本県下、各地域に「残したい文化遺産の建物」はあります。
でも、なかなか修復は進んでいません。

個人の財力では、修復は困難なのが現実です。

協議会のメンバーには、熊本大学の伊藤教授、川尻に設計事務所がある、建築家の古川さんも。
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心強い方々です。

右手の男性、伊藤教授がミーティング中に話された言葉。

「復興した建造物の活用が大切。
基金や補助金で再生された建築物が、今後どう活かされていくかが大事で、修復だけで終わるのは、意味がない。」

という内容。

私も同感です。

守り人は、修復した建築物を県民や観光客の為にコミュニティーの場として活かすことも考える。

それが、行政力、県民力で助けてもらえたお返しにもつながると思います。

依存ではなく、共存のまちづくりとして。
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by ikinarii | 2016-10-17 17:07

熊本市指定景観重要建造物

やっと、熊本市の景観課の職員の方と修復工事をお願いする業者さんの対面の日。
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熊本市の景観重要建造物に指定された西村邸。
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歴史ある煉瓦壁が特徴です。
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熊本の城下町が、消えていく・・・。
そんな風景の中で、「歴史をつなぐ」で、これから時間をかけて再生です。

非常にスローなリズムですが、これでも前には進んでいます。
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by ikinarii | 2016-10-13 09:55

仏間の天井修復

台風も逸れて、ひと安心。
西村邸の仏間修復工事が続いています。
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仏間は、以前雨漏れがしていて、仏壇の壁や天井に痛みが来ていました。
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今回は、今まで気になっていた箇所の修復も出来るので、完成したら仏間に凛とした光が入るような気がします。
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by ikinarii | 2016-10-07 14:27

西唐人町の今日

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「足場通り」と言いて良いくらいの風景。
地震の影響が大きかった唐人町界隈。
でも、店内の風景で好きなところは、何とか残っています。
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縦格子から見える西村邸。被災などなかったように見えます。
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べんがら色の塗り壁のトイレ。
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光を入れたくてガラスにした正面の壁。
この場所を愛おしく眺めながら
これから時間をかけて修復工事が、始まります。
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by ikinarii | 2016-10-04 18:57