熊本市の指定景観重要建造物として、外観の修復工事を始めた西村邸。
でも、途中から目標が少し変わりました。 個人力での修復工事には、限界があります。 なので、文化財として残す価値があると認めてもらい、行政から建物全体の修復工事費用のサポートもお願いする方向で進めることになりました。 ここで問題が・・・。 壁の修復工事がやり直しになります。 文化財として登録をするにあたっては、色々と基準、規制があるそうです。 難しいことは、ヘリテージマネージャー山川さんに指揮をとってもらい技術者に伝えてもらいながら、今後の修復工事は進んでいきます。 工事の要は左官工事。 九州でも左官技術の高いことで有名な越猪さんにも参加してもらっての打ち合わせ。 (色字クリック) 大変ですね「登録文化財」として残すための修復工事。 春陽食堂の後ろの壁塗りもやり直し。 さ~大変! 復興プロジェクトで集まって下さった方々なので、工事への協力はして下さるはずですが 半年ぐらい土壁が渇く間、作業用の壁が室内に出来ます。 店が少し狭くなります。 やっぱり私が考えてたいた通り、熊本地震後の修復工事は3年位はかかりそうです。 文化財としての町家をどう守りながら活かしていくのか??? 関わる方々の意識が高くないと、なかなか前には進まないですね。 管理人も、心身の健康を保ちながら愛情深く見守るしかありません。
by ikinarii
| 2017-04-15 07:47
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熊本ブランド発信町家
大正時代から凛と佇む店蔵に魅かれ、
再生しながら見守っていきたいと思い 西村創庫の管理人となりました。 熊本の歴史の中で育まれてきた、衣食住文化を カタチにして発信し、 見えない感性も伝える 町家です。 「ひと・手仕事・空間」 熊本のよかもんを残し繋ぎたい! 世界に伝えていきたい! と熱く想う日々です。 西村創庫管理人 東 久美子 090‐9070‐8168 カテゴリ
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